体操・新体操選手が手首をついて体重を支える動作を繰り返すことで、手首の骨(橈骨:とうこつ)の遠位端(手首に近い部分)に疲労骨折が起きることがあります。「手首が痛いだけ」と思って練習を続けると、骨の損傷が進行してしまうことがあるため注意が必要です。
結論:体重を手でかける動作の繰り返しが橈骨への蓄積ダメージになる。痛みが続くなら早めに確認を
橈骨遠位端疲労骨折は成長期の選手に特に多く、骨端線(成長軟骨)への影響が懸念されます。「手首が痛いが練習を続けている」という状態は非常に危険なため、痛みが2週間以上続く場合は必ず専門家に診てもらいましょう。
橈骨遠位端疲労骨折とは?
橈骨は前腕(ひじと手首の間)にある2本の骨のうちの1本で、手首の動きに大きく関わっています。体操・新体操では床・平均台・鉄棒などで体重を手首で支える動作を繰り返すため、橈骨の遠位端(手首側)に繰り返しの圧迫力がかかり、疲労骨折が起きやすくなります。
詳しい解説:症状と起こりやすい状況
よくある症状
・手首の甲側・親指側を押すと特定の一点が痛い
・手首をついて体重を乗せると痛みが強くなる
・練習後に手首が痛む・腫れる
・手首の可動域(動かせる範囲)が狭くなってきた
起こりやすい状況
・練習量・演技数が急に増えた時期
・成長期(特に小学生高学年〜高校生)
・骨の強度に影響する栄養不足(カルシウム・ビタミンD不足)がある場合
・手首まわりの筋力が不十分な状態での演技
対処法
・痛みが出たら手首に体重をかける動作を中止する
・早めに接骨院または整形外科で確認する
・骨の回復期間中は患部に負担のかからない体力維持トレーニングを続ける
・回復後は手首まわりの筋力強化と段階的な復帰を行う
接骨院を受診した方が良いケース
・手首をつくと特定の一点が痛む
・2週間以上手首の痛みが続いている
・成長期の選手で手首に違和感がある
・疲労骨折かどうか確認したい
鹿島田駅から徒歩2分のくすのき接骨院・整体院では、超音波画像(エコー)で手首まわりの骨・軟部組織の状態を確認することができます。疲労骨折が疑われる場合は提携医療機関へのご案内も行っています。
まとめ
橈骨遠位端疲労骨折は体重を手首で支える動作の繰り返しによって起こる疲労骨折で、体操・新体操選手の成長期に特に多く見られます。「ただの手首の痛み」と思って練習を続けると骨の損傷が進行するリスクがあるため、痛みが続く場合は早めに専門家に確認してもらうことをおすすめします。
※疲労骨折の確定診断にはMRIや骨シンチグラフィーが必要なことがあります。整形外科での精密検査をご検討ください。