陸上・サッカー選手に多い「ハムストリングス付着部症」とは?
「お尻の下・坐骨(ざこつ)のあたりが痛い」「長時間座っていると坐骨が痛む」という症状は、ハムストリングス付着部症(坐骨付着部炎)のサインかもしれません。長距離ランナー・サッカー選手・ハードルなど脚を大きく動かす競技の選手に多く見られます。
結論:ハムストリングス付着部症は坐骨への繰り返しの牽引力による炎症。早めのケアで慢性化を防ぐ
ハムストリングス(太もも裏の筋肉)は坐骨に付着しています。走る・蹴る・脚を大きく振り上げるなどの動作を繰り返すと、この付着部に繰り返しの引っ張る力がかかり、炎症が生じます。放置すると慢性化して回復に長い時間がかかることがあります。
ハムストリングス付着部症とは?
ハムストリングスは大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の3つの筋肉で構成され、いずれも坐骨(骨盤の下部にある骨)に付着しています。ランニング・ジャンプ・キックなどでハムストリングスが繰り返し収縮すると、坐骨付着部への牽引力が蓄積し炎症が起きます。
詳しい解説:症状と対処法
よくある症状
・坐骨(お尻の下の骨)を押すと痛い
・走り始めや脚を後ろに蹴り出す動作で坐骨まわりが痛む
・長時間座っていると坐骨が痛む・しびれる感じがある
・前屈(体を前に曲げる)でお尻から太もも裏に引っ張られる感じがある
主な原因
・ランニングや蹴る動作の繰り返しによる付着部への蓄積ダメージ
・ハムストリングスの柔軟性不足(前屈が苦手な方に多い)
・急な練習量の増加
・ウォームアップ不足での全力ダッシュ
対処法
・痛みが出る動作(全力ダッシュ・ジャンプ)を一時的に控える
・ハムストリングスのストレッチを丁寧に行う(ただし痛みが出ない範囲で)
・アイシング(坐骨まわりに痛みや熱感がある場合)
・体幹・股関節まわりの筋力トレーニングで再発予防を図る
接骨院を受診した方が良いケース
・坐骨まわりの痛みが2週間以上続いている
・走るたびにお尻の下が痛む
・長時間座っていると坐骨が痛む
・ハムストリングス付着部症かどうか確認したい
鹿島田駅から徒歩2分のくすのき接骨院・整体院では、超音波画像(エコー)で坐骨付着部まわりの状態を確認し、炎症の程度に合わせた施術とリハビリアドバイスを行っています。
まとめ
ハムストリングス付着部症は走る・蹴る動作の繰り返しによって坐骨付着部に炎症が起きるスポーツ障害で、長距離ランナー・サッカー選手に多く見られます。坐骨を押すと痛む・走るとお尻の下が痛むという症状が続く場合は放置せず、早めに専門家に相談することをおすすめします。
※坐骨神経痛と症状が似ていることがあります。お尻から太もも・足先にかけてしびれや放散痛がある場合は、整形外科での鑑別診断をおすすめします。

