野球のピッチャーが「肩が重い」「肩が上がらない」と感じるのは、単なる疲れではなく投球過多による肩関節障害のサインかもしれません。投げ続けることで肩まわりの腱・筋肉・関節包などに微細な損傷が蓄積し、慢性的な障害につながることがあります。
結論:投球過多による肩の疲労は蓄積ダメージ。「少し重い」段階で対処することが大切
肩の疲労感を「いつものこと」と放置して投げ続けると、腱板損傷や関節唇損傷など回復に長期間かかる障害に進行することがあります。特にシーズン中や連投後に肩の違和感が続く場合は、早めに専門家に確認してもらうことをおすすめします。
投球過多による肩関節障害とは?
投球動作では、肩関節に体重の数倍ともいわれる力がかかります。この力が繰り返しかかることで、腱板(肩を安定させる4つの筋肉・腱のグループ)・関節唇(関節のふちにある軟骨)・関節包(関節を包む組織)などに蓄積ダメージが生じます。
詳しい解説:症状と起こりやすい状況
よくある症状
・投球後に肩が重だるい・疲れやすい
・腕を上げると肩の前側・外側に違和感がある
・投球スピードが落ちた・コントロールが定まらない
・肩を動かすと引っかかる感じがある
・夜間に肩が痛んで眠れない(進行している場合)
起こりやすい状況
・シーズン中の連投・登板過多
・オフシーズン明けに急激に投球量を増やした
・疲労が蓄積した状態での練習継続
・インナーマッスル(肩の深部の筋肉)の疲弊・筋力不足
・肩甲骨の動きが制限されている
予防のために大切なこと
・投球数・登板間隔の適切な管理
・インナーマッスルのトレーニングとストレッチを日常的に行う
・投球後のアイシングとクールダウンを習慣にする
・肩甲骨まわりの柔軟性を保つストレッチを取り入れる
・疲労感があるときは無理に投げない
接骨院を受診した方が良いケース
・投球後の肩の重だるさがなかなか回復しない
・肩を上げると違和感・引っかかりがある
・以前と比べて肩の可動域が狭くなった
・夜間に肩が痛む
鹿島田駅から徒歩2分のくすのき接骨院・整体院では、超音波画像(エコー)で肩まわりの腱・筋肉の状態を確認し、疲労の蓄積程度に合わせた施術とリハビリアドバイスを行っています。インナーマッスルのトレーニング方法についてもご相談ください。
まとめ
投球過多による肩関節障害は、繰り返しの投球動作による腱・筋肉・関節への蓄積ダメージが原因です。「肩が重い」「疲れやすい」という段階で早めに対処することが、腱板損傷などの重大な障害への進行を防ぐ鍵になります。投球数の管理とインナーマッスルのケアを日常的に取り入れましょう。
※夜間痛が強い・腕が上がらない・力が入らないという場合は腱板損傷が疑われます。整形外科でのMRI検査を優先してください。