「スイマーズショルダー」とは、水泳の繰り返しの腕の動作によって肩まわりの腱や筋肉に炎症・損傷が起きるスポーツ障害です。水泳選手だけでなく、野球・バレーボール・バドミントンなど腕を大きく動かすスポーツをしている方にも起こることがあります。

結論:スイマーズショルダーは肩の使いすぎによる障害。放置すると慢性化しやすい
肩の痛みを我慢して練習を続けると、腱や筋肉の損傷が進んで回復に長い時間がかかるようになることがあります。「少し痛い程度」のうちに対処することが、長期離脱を防ぐポイントです。

スイマーズショルダーとは?
肩関節の周囲には「腱板(けんばん)」と呼ばれる4つの筋肉・腱のグループがあり、肩の安定性を保つ重要な役割を担っています。水泳のストロークのように腕を繰り返し大きく動かすと、この腱板や肩峰下(けんぽうか)の滑液包(かつえきほう)に摩擦・圧迫が生じて炎症が起きます。

スイマーズショルダーが起こりやすい原因
繰り返しの腕の動作
水泳のクロールや背泳ぎなど、腕を頭上で回旋させる動作を長時間繰り返すことで肩まわりの組織に負担が蓄積します。
肩甲骨まわりの筋力不足
肩甲骨を安定させる筋肉(僧帽筋・前鋸筋など)が弱いと、腕を動かすたびに肩関節への負担が増大します。
泳ぎ方のフォームの問題
入水時に手が体の中心線を越える(クロスオーバー)フォームや、肘が下がった状態でのストロークは、肩への負担を大きくする原因になります。
練習量の急増
オフシーズン明けや大会前に急激に練習量を増やすことで、肩への蓄積ダメージが増えやすくなります。

詳しい解説:症状と対処法
よくある症状
・ 泳いでいると肩の前側や外側が痛む
・ 腕を頭上に上げると肩に痛みや引っかかりがある
・ 練習後に肩が重だるい・疲れやすい
・ ひどくなると日常生活で腕を上げるだけでも痛む
日常でできる対処
・ 練習量・距離を一時的に減らし、肩への負担を軽減する
・ 肩甲骨まわりのストレッチと筋力トレーニングを行う
・ アイシング(練習後に熱感や痛みがある場合)
・ コーチと相談してフォームを見直す

接骨院を受診した方が良いケース
・ 泳ぐたびに肩が痛む
・ 腕を上げると肩に引っかかりや痛みがある
・ 2週間以上肩の痛みが続いている
・ 日常生活でも肩が痛くて腕が上げにくい

鹿島田駅から徒歩2分のくすのき接骨院・整体院では、超音波画像(エコー)で肩まわりの腱や筋肉の状態を確認し、電気療法・手技療法・テーピングを組み合わせたケアを行っています。肩甲骨まわりの筋力強化のアドバイスも合わせてお伝えします。

まとめ
スイマーズショルダーは腕を繰り返し大きく動かすことによる肩まわりの炎症・損傷で、水泳選手をはじめオーバーヘッド動作の多いスポーツ選手に多く見られます。肩甲骨まわりの筋力不足やフォームの問題が原因になることが多く、早めのケアと練習量の見直しが重要です。
※腱板の完全断裂が疑われる場合は整形外科でのMRI検査が必要です。腕が上がらない・力が入らないという場合は早めに受診してください。