陸上・サッカー選手に多い「大腿四頭筋挫傷(太もも前の打撲)」の対処法
「太ももの前を強くぶつけた」「接触プレーで太もも前に強い衝撃を受けた」後に痛みや腫れが出た場合、「大腿四頭筋挫傷(だいたいしとうきんざしょう)」が起きている可能性があります。陸上・サッカー・ラグビーなど接触や転倒の多いスポーツで多く見られるケガです。
結論:大腿四頭筋挫傷は太もも前の打撲による筋肉内出血。初期対応が回復の速さを左右する
大腿四頭筋挫傷の回復速度は初期対応の適切さに大きく影響されます。受傷直後の誤った対応(患部のマッサージ・ストレッチ・温める)が回復を遅らせる原因になるため、正しい応急処置を知っておくことが重要です。
大腿四頭筋挫傷とは?
大腿四頭筋(太ももの前側にある4つの筋肉の総称)が外部からの強い衝撃を受けて筋繊維が損傷し、筋肉内に出血が起きた状態です。「チャーリーホース」とも呼ばれ、強い痛みと腫れが特徴です。出血が広がると「骨化性筋炎(こっかせいきんえん)」という骨のような硬い組織が筋肉内にできてしまうことがあります。
詳しい解説:症状と初期対応
よくある症状
・打撲した部位の強い痛みと腫れ
・太もも前側の触ると硬くなっている感触
・膝を曲げると太もも前が強く痛む
・歩くときに太もも前に強い痛みがある
受傷直後の正しい応急処置
・膝を曲げた状態(できれば90度以上)でRICE処置を行う
・患部を冷やす(20〜30分、1〜2時間おきに繰り返す)
・弾性包帯で圧迫する
・足を心臓より高い位置に上げる
膝を曲げた状態で固定する理由
受傷直後に膝を曲げた状態で固定することで、筋肉内の出血範囲を最小限に抑えることができます。膝を伸ばしたままにすると出血が広がりやすくなります。
やってはいけないこと
・受傷直後に患部を強くマッサージする(出血が広がる)
・患部を温める(炎症が強まる)
・強引に膝を曲げ伸ばしして可動域を確認する
・痛みをこらえてそのまま競技を続ける
接骨院を受診した方が良いケース
・太もも前を強くぶつけて腫れと痛みが強い
・膝が曲がらない・曲げると強く痛む
・打撲後から太もも前が硬く張っている
・骨化性筋炎の予防のためにケアを受けたい
鹿島田駅から徒歩2分のくすのき接骨院・整体院では、超音波画像(エコー)で大腿四頭筋の損傷・出血の状態を確認し、初期対応から回復期のリハビリまでサポートします。
まとめ
大腿四頭筋挫傷は太もも前への打撲による筋肉内出血で、受傷直後の初期対応が回復速度を大きく左右します。膝を曲げた状態でのRICE処置が基本で、マッサージや温めは禁忌です。出血が広がると骨化性筋炎につながるリスクがあるため、強い打撲後は早めに専門家に確認してもらうことをおすすめします。
※太もも前が著しく腫れている・膝が全く曲がらない場合は、筋肉の深部への大きな出血が考えられます。早めに接骨院または整形外科を受診してください。

